こんにちは、Shakky's Aquaです。
今回は、発酵式CO2添加装置を自作しましたよというお話です。
緊急事態を打開せよ!
さて、前回はADAのCO2添加装置が故障してしまいましたというお話をいたしました。
レイコンの締め切りが迫る中、とにかく一刻も早く水槽にCO2を添加しなければなりません。
そこで今回は最も簡単で安価にCO2の添加が行える発酵式CO2自作装置を自作したいと思います。
必要なものはホームセンターで簡単に揃う!!
今回私が発酵式を選んだのには、価格が安いということ以外にも現在の緊急事態宣言が発出されているという状況が大いに影響しています。
と、いいますのも頼りのアクアフォレストはいつ再開するかもわからぬ状況。
また、通販で購入しようにも発送にかなり時間がかかる様子です。
というよりも、とにもかくにもこのゴールデンウィークは「Stay home」していなければなりません。
したがって、食材の買い出しついでに入手できるもので作らなければならないのです。
そういった意味では、徒歩5分圏内にホームセンター併設型の大型スーパーがあり、ちょっとしたアクアリウム用品ならすぐに手に入るという状況が、なんとも幸いしました。
材料リスト!!
ということで食材の買い出しついでにホームセンターに行ってきました。
最低限必要なものは、下記のとおりです。
・エアチューブジョイント
・エアチューブ
・炭酸飲料のペットボトル 500mm
・瞬間接着剤
・逆流防止弁
・エアーストーン
グラニュー糖 100g
ドライイースト 1g
ぬるま湯(40度以下) 400ml
エアチューブジョイントなどのアクアリウム用品は容易に手に入ったのですが、スーパーの製菓コーナーに行ってみると、棚の商品がことごとく無くなっていました。
やはり、皆さん時間を持て余してケーキでも焼いてみようと思っているのでしょうか。
肝心のドライイーストも全商品売り切れかと思いきや、棚の一番奥に最後の1個だけが残っていました…
ということで早速家に帰って制作を始めます。
制作工程は簡単!
まずはじめに、ペットボトルの蓋の中央にジョイントを通す穴を開けます。
キリなどでちいさな穴を開けたのち、ドライバーを使って少しずつ大きくしていくといいです。
次に、ジョイントを蓋の穴に通して瞬間接着剤で固定します。
瞬間接着剤が渇くまでの間に、ペットボトルにグラニュー糖100g、ドライイースト1g、ぬるま湯400mlを入れてよく混ぜます。
↓こちらが今回使用したドライイースト。フランス産のちょっとお高い奴でした…
接着剤が乾いたらジョイントにエアーチューブをつなげ、適当な位置を切って逆流防止弁を接続します。
逆流防止弁は向きがあるので気をつけてください。
あとはぬるま湯につけて発酵が始まるのを待つだけです
外部フィルターへの直接添加でやってみる!
通常ですと、この先にエアーストーンを付け、発酵が始まったら水槽内設置するだけです。
しかし、今回は外部フィルターへの直接添加装置に接続しようと思うので、エアーストーンは購入していません。
発酵式の注意点は?
ということで、とりあえず発酵式CO2添加装置ができあがりました。
作業時間はわずか10分。
簡単に設置できる発酵式ですが、いくつか注意点があります。
第一に、添加量が調整できないこと。
基本的に既定の分量で作れば問題ありませんが、夏場の熱くなる時は発酵のスピードが速まり、過剰にCO2が添加されることもあります。
よって、夏場はドライイーストの量を少なくするべきでしょう。
第二に、24時間添加され続けれるので、夜間に酸欠になる可能性がありますので、キャップを緩めて添加を止めるか、エアレーションで酸素を供給する必要がありますので注意が必要です。
ぜひみなさんも作ってみてくださいね!
ということで今回は炭酸ガスボンベ式CO2添加装置の故障という緊急事態を打開するために発酵式CO2添加装置を自作しました。
CO2を添加するのとしないのとでは、育てられる水草に大きな違いがありますし、CO2添加不要とされる水草でも成長の良し悪しにも違いがでてきます。
みなさんも発酵式にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。