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ネイチャーアクアリウムに関する一考察

いよいよ山岳水槽に注水!ミスト式キューバパールグラスの運命は!?

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こんにちは、日向を愛するひと、水槽のディオゲネスです。

今回は、ミスト式でキューバパールグラスを育ている「山岳水槽」にいよいよ注水しましたよというお話です。

ミスト式 立ち上げ20日での注水は早すぎる!?

さて、山岳水槽については7月5日に立ち上げ10日目の報告として全体像をお伝えしたばかりでありまして、また、その4日後にキューバパールグラスの調子が落ちているとお話したばかりです。

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ちなみに、山岳水槽の全ての記事は、こちらの「山岳水槽カテゴリ記事一覧」よりご覧いただけます。

全部で6記事しかありませんのでよかったら最初から見てやってください。

というわけで、立ち上げからわずか約20日しか経っていないわけですが、今回満を持さないで注水を実施致しました。

なぜ、こんなにも早く注水しようと思ったかといえば、理由は二つあります。

第一に、このブログは、私が実際に試したことを中心に記事を書いております。

それは、一般論をまとめただけのサイトとは差別化を図りたいと思っているからです。

もちろん、「おすすめの照明10選」などと銘打った記事を私自身参考にすることも多々ありますし、そういった記事を今後書かないかといえばそうでもないのですが、やはり実際に自分で使って思ったことを1次情報として発信したいという想いがあるのです。

そういった意味で、教科書通りに1か月から2か月待ってから注水しましたというのでは、あまり意味がなくて、多少リスクがあっても状態次第では10日だろうと20日だろうと注水してもよいのかもしれないといった情報を新たに発信できればよいなと思った次第です。

逆に失敗すれば、やっぱり駄目でしたという記事になるわけで、これもまた一種の情報としては有益なのではないでしょうか。

第二に、今回のキューバパールグラスのミスト式期間は、厳密にいえば立ち上げ前の培養期間と合わせると50日を超えています。

ただ、山岳水槽を立ち上げるに際には、一度全部引っこ抜いて、ソイルの上に置いただけなので、やはり注水を判断するうえで重要となる、根張りができる期間というのは20日ということになります。

それでもやはり、ミスト式期間が長かっただけに立ち上げ後の成長スピードはかなり速かったと感じていましたので、水槽全体にキューバパールグラスが広がったことを確認できた時点で、今回はあえてリスクをとることにいたしました。

ミスト式水槽への注水前の様子がこちら!

では前置きはこの辺にして、さっそく作業をご紹介したいと思います。

まずは注水前の様子がこちら。

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前回の記事と比べると、かなりキューバパールグラスが成長していることがお分かりいただけると思います。

ちなみに、水槽左側の部分は後景草を少し植えようと思っていますので、あえて空けてあります。

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今回使用するフィルターはお馴染み、「ジェックス コーナーパワーフィルター1」です。

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こちらの商品は単純な構造の投げ込み式フィルターなので濾過力はそこまで高くありませんが、一応、40cm以下水槽用となっておりますし、モーターは結構強力なので、水槽内に水流さえできれば、実際の生物濾過は底床の下に入れてある大量のリングろ材が担ってくれると思っております(どの程度水槽内の水流が水槽底面にまで循環しているのかという問題については研究の余地があるのですが)。

ちなみに、濾過力のことを考えるなら、こちらの「ジェックス コーナーパワーフィルター1」のポンプを「ジェックス マルチベースフィルター S」に接続して底面濾過フィルターとして使用したほうが濾過力が大幅にアップするというか最強なのですが、今回はできるだけ簡単な構成で立ち上げ高ったので、投げ込み式のみで運用することにしました。

ミスト式水槽への注水後の様子がこちら!

では、さっそく注水していきます。

念のため、キューバパールグラスの上にキッチンペーパーを敷き、ソイルが拡散するのを防ぎます。

そして少しずつ13Lのバケツで2杯分を注いでいきます。

ちなみに、バクテリアの繁殖を早めるために、半分は隣の水草水槽の水を使用しました。

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やはり、ソイルのアクなどがかなり出たので、少し白濁りしていますね。

しかし、心配していたソイルの流出はほとんど起きておりません。

わずかに、水槽左側面のソイルが下に漏れてしまっていますが、この辺はご愛敬といたしましょう。

そして、コーナーパワーフィルターのスイッチをいれて待つこと1時間。

ようやく少し白濁りが収まってきた感じがしますが、本当に輝くような水質になるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

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立ち上げ時にも言えることですが、バクテリアが繁殖する際には酸素を大量に必要とするようですので、とりあえず水草水槽からエアレーションを借りてきて設置します。

水面が揺れて撹拌されるとCo2濃度が低下するので、キューバパールグラスにとってはよろしくないのですが、依然としてCo2の分岐システムを導入できていないので、しばらくは頻繁な換水で対応するとします。

生体は追々入れる予定!

ということで、ミスト式キューバパールグラス水槽への注水はとりあえず無事に完了しました。

ひとまず、このままバクテリアに餌でも与えなら1週間ほどフィルターを回してみることにいたします。

そしてある程度安定してきたような気がしたら、隣の水槽からとりあえずネオンテトラとヤマトヌマエビ先輩を2匹ずつくらい入れてみるつもりです。

そして最終的には、トランスルーセント・グラスキャットだけをこちらの水槽で飼育したいと思っています。

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 ちなみに最初の1週間は換水は1日に1回半分を行なう予定です。

生体がいないので、硝酸塩による悲劇を心配する必要はないのですが、ソイルやらイニシャルスティックからでる栄養素によって水質が富栄養化すると、水草が少ないだけに苔の発生のリスクが高まるということらしいので。

俺たちの冒険はまだ始まったばかりだ!(笑)

ということで、今回はとりあえずミスト式で管理しておりました山岳水槽に水を入れたわけですが、やはり一番の難関はこれからで、いかにCo2添加無しでキューバパールグラスを維持していくのかということになるでしょう。

なかな難しい挑戦になりそうですが、難しからこそやりがいがあります。

ようやくスタートラインにたった山岳水槽、今後どのような進化を遂げていくのか。

どうぞ続編をご期待ください。

続編はこちら!

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