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ネイチャーアクアリウムに関する一考察

アクアリウム初心者向け!水槽で水草を育てるための最小構成を考える!【第2回】

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こんにちは、Shakky's Aquaです。

今回は、これからアクアリウムを始めようという方に向けて、実際に何を揃えたらいいのか、そして、予算はどれだけかかるのかなど、できるだけ具体的にまとめてみました。

第2回目は水草を育てる環境を整える!

さて、アクアリウム初心者が水草を育てるためにはいったいどのようなものを買えばよいのか!ということをご紹介するこの企画。

第1回の記事を書いてから2年近くが経ってしまいましたが、最近twitter界隈で30cm水槽のレイアウトコンテスト「ねすこん2」が盛り上げっていることもあり、今回はその続編をお送りしたいと思います。

fooray.hatenablog.com

照明とCO2添加装置は早めに揃えよう!

第1回でご紹介したとおり、約7000円あれば30cm水槽でとりあえず生体を飼うことが可能です。

では、水草を育てるために次に何を購入すればよいのかというと、実は育てる水草の種類によってすこし違ってきます。

それは水草には大きく分けて陰性水草と陽性水草という2つの種類があるからです。

陰性水草とは、低光量、低二酸化炭素の環境でも育つ水草で、概して成長が遅く、主に深い緑色の水草です。

代表的な種類をあげれば、アヌビアスナナ、ミクロソリウム、クリプトコリネ、ブセファランドラなどがあります。

逆に陽性水草とは、高光量、高二酸化炭素の環境がなければ育たない水草で主に明るい色をした水草です。

ロタラやアナカリスなどの有茎草、グロッソスティグマやニューラージパールグラスなどの前景草などが陽性水草に該当します。

あくまでも大きな分類なので、実際には水草の種類によって必要とする光量と二酸化炭素の量は異なってきます。

しかし、将来的にレイアウトの幅を広げることを考えると、高光量の照明と二酸化炭素添加機器は早めに揃えておいたほうがいいかもしれません。

アクアリウムショップで気に入った水草があるのに、CO2添加が必要で育てられないといったことは初めのうちはよくありますし、とりあえず水草を買ってみてもすぐに枯らしてしまったりすることも多いです。

また、陰性水草も二酸化炭素の添加が必要ないとはいえ、やはり添加したほうが成長が早く、綺麗に育つことは間違いないのです。

ちなみに、ニューラージパールグラスなどの前景草で水草の絨毯を作りたいという人はCO2の添加が必須だと思ってください。

おすすめの照明は?

照明はいろんな種類が販売されていますが、charmさんが販売している「アクロ TRIANGLE LED GROW」がおすすめです。

お値段は 5,673円ですので他社に比べて少しお高めですが、明るさと水草の育ち方に非常に定評のある商品です。

660nm付近の赤の波長が含まれていることが水草の成長に大きく影響しているのだとか。

のちのち光量が足りなくて買い足すくらいなら最初からこちらを買ってしまいましょう。

CO2添加ってやっぱり難しい?

アクアリウム初心者にとって、照明以上にハードルが高いのがCO2の添加ですよね。

しかし、やはり添加の有無は水草の成長の良し悪しに直結しますので、照明同様早めに揃えておくことをおすすめします。

私自身、はじめて水草から気泡が出ている様をみたときは感動したものです。

charmさんから汎用小型ボンベの添加機器のフルセットが販売されていますので、そのように一式揃ったものを購入するのが良いでしょう。

こちらの商品のお値段は現在の価格で、8,055円です。

ちなみに電磁弁とプログラムタイマーがセットになったものもありますので、外出する時間が長かったり、できるだけ手間をかけたくない方はそちらのセットを購入しておけば、毎日スイッチのON-OFFを手動でやらなくてよいので便利です。

また、資金にあまり余裕のない方は発酵式のCO2添加装置を自作することもできます。

こちらはボンベ式に比べて圧倒的に安いので、とりあえずCO2添加の威力を実感してみたいという方におすすめです。

詳しい作り方や注意点などはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。

fooray.hatenablog.com

底床は何を使うべきか!?

最後に底床(水槽の底部に敷いて水草を植えるための土や砂等)についてですが、水草の育成をするならば、土を焼き固めたソイルが必要です。

日淡水槽などでは大磯砂や化粧砂を使用する場合もありますが、熱帯魚の生息環境を再現するネイチャーアクアリウムならば、とりあえずソイルを選んでおきましょう。

ちなみに、ソイルには単に水草を植えるための土台としてだけではなく、水草への栄養補給や水質の浄化などの機能があります。

ソイルには栄養系と吸着系など種類がありますが、安価でおすすめのソイルは吸着系の「JUN プラチナソイル」です。

こちらのソイルはノーマル、パウダー、スーパーパウダーの3種類の粒の大きさがあり、水槽底面には粒の大きいノーマルで通水性を確保し、表面にはスーパーパウダーを敷くことで水草を植えやすくするなどといった具合に使い分けることができます。

必要な量は水槽の大きさやレイアウトによって異なりますが、30cm水槽ならノーマルとスーパーパウダー3Lをひとつづつ買っておけばいいかと思います。

次回はいよいよ水草編!

ということで今回は照明、二酸化炭素機器、ソイルをご紹介いたしました。

ソイルを3L×2個購入した場合の総額は15,170円。前回と合わせて22,422‬円です。

まだ水草やレイアウト用品がなにもないとはいえ、これで必要な機材はすべてですので、高校生のバイト代でもまったく手が出ないという金額ではないですよね。

高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、アクアリウムの良いところは一度環境を整えてしまえば、あとはじっくり水草を育てていくだけで追加のコストがあまり大きくないことだと思っています。

ランニングコストといえばCO2ボンベが年間5,000円程度でしょうか。

水草も始めのころは量のわりに高いなと思っていましたが、育てていくと持て余すほど増えますので、水槽が足りなくなって泣く泣く処分するなんてこともあったりします。

せっかくなら綺麗に水草を育てたいでしょうから、必要な初期投資だと思ってしっかり準備しましょう。

それでは、次回はいよいよ水草とレイアウト用品をご紹介したいと思います。

続編をご期待ください!

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