こんにちは、日向を愛するひと、水槽のディオゲネスです。
今回は、枯れてしまいそうなミスト式キューバパールグラスに対策をうちましたよというお話です。
ミスト式キューバパールグラスは枯れたのか?
さて、ミスト式にて立ち上げました我が家の第2水槽である、山岳水槽。
4日前に、立ち上げ10日後の報告として順調に成長しておりますとお伝えしたばかりですが、ここ数日で事態が急変しております。
というのもどうも水槽前面のキューバーパールグラスが少し枯れて茶色くなっているようなのです。
しかし、水槽前面以外のキューバパールグラスは相変わらず元気にしております。
これはいったいどうしたことなのでしょうか。
ミスト式キューバパールグラスが枯れる原因は2つ!?
ここで、水槽前面とそれ以外の条件の違いについて検討してみると、以下の二つが考えられると思います。
- 乾燥防止の霧吹きのために水位があがっており、一部が水中に沈んでいる
- ガラス面の反射によって光が強くあたりやすくなっている
まず、1については、通常ですとミスト式管理においては水草は水中葉を展開するはずですので、水中に沈んだとしてもそのまま元気に育ってもよさそうです。
だたしこの場合、Co2不足に陥っている可能性が考えられます。
すなわち、ミスト式で水上に出ている部分は空気中のCo2を光合成に利用できますが、水中に沈んでしまっている部分については、当然Co2の添加をしていない状況ですので、光合成に必要なCo2を得られていないのかもしれません。
もしこの理由によって枯れてきているのだとすれば、やはり注水後にはCo2を添加したほうがよいかもしれません(当初計画では頻繁な換水によってCo2を補給する予定でした)。
つぎに2についてですが、通常の水中栽培時において、水槽前面はガラスによる光の反射があるために他の場所に比べて水草の成長が早くなる傾向があります。
通常の水中栽培ではメリットであるこの環境が、ミスト式になった場合にデメリットになる可能性について考えてみましたが、光の強さや温度などを検討してみても、その他の場所のほうが水を介さずに直接光が当たっているだけに、こちらはどうも問題にはなり得そうにありません。
ミスト式キューバパールグラスが枯れる原因はやはりCo2不足か!?
ということで、ミスト式キューバパールグラスが枯れる原因は水位が高いことによるCo2不足の可能性が高いです。
そこで、水中に溜まってしまっている水を換水道具でお馴染みの「水作 プロホース エクストラ M」で吸い出してやります。
プロホースを突っ込むところがなかったので、少しキューバパールグラスが乱れてしまいましたね;
ちなみにこちらの「プロホース エクストラ」ですが、SからLまでの大きさがありますが、MとLの違いはパイプの長さだけのようです。
SサイズはMサイズ以上と比較してパイプ径やポンプの大きさが異なり、以前使用していました時にはソイルが詰まりやすかったので、規格サイズの30cm~60cm水槽でのご使用でしたらMサイズをおすすめします。
ミスト式での水位上昇はコケの発生による失敗にもつながる!?
さて、ミスト式を開始するにあたって調べた限りでは、ミスト式での立ち上げが失敗する原因は大きく二つあって、一つは培養組織や流木から発生するカビです。
こちらは現在のキューバパールグラスがまだ培養段階であったときに実際に経験しております。
そして二つ目が 、藍藻などの発生。
こちらはまだ経験してはいませんが、水槽内の水位が高い場合に水槽前面とソイルの間から発生し、全体を侵略してしまうらしいです。
ですので、今回水位を下げておくことは、ミスト式水槽の成功という面においては良い判断かもしれません。
ただし、水槽内の水分が少なくなった分だけ、これまで以上に乾燥には気をつけなければなりません。
しかし、きちんとラップで水槽を密閉できていれば、特段問題はないでしょう。
ミスト式でのキューバパールグラスのトリミングってどうするの?
というわけで、今回は枯れてきているキューバパールグラスに対してとりあえずの対応をしましたが、実のところそれ以外の部分のキューバパールグラスが非常にわさわさと生い茂っており、そろそろ一度トリミングをしたほうが良いのかと考えています。
それにしても、ミスト式キューバパールグラスのトリミングはどのようにやったらよいのですかね。
このあたりはもう少し調べてみる必要がありそうです。
今回の水槽前面のキューバパールグラスの続編と合わせまして、近日中にご報告いたしますので、続編をご期待ください
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