こんにちは、Shakkyです。
今回は、ミスト式培養水槽のキューバパールグラスに成長のスイッチが入ってきましたよというお話です。
ミスト式でのキューバパールグラスの育て方!
ミスト式とは水槽を立ち上げる方法の一つで、キューバパールグラスのような前景草を絨毯化させたり、流木にウィローモスなどを活着させたりする際に使用する方法です。
実は古くからある手法でドライスタートメソッドなどとも言ったりするそうなのですが、近年、その管理の容易さから再注目されており、世界水草レイアウトコンテストなどに出品しているかたの多くがこのミスト式での水槽立ち上げを行なっています。
ミスト式での立ち上げの方法は非常に簡単で、適当な水槽にソイルを敷き、その上にキューバパールグラスなどの前景草を植えていきます(キューバパールグラスは置くだけでも良い)。
そして霧吹きでたっぷりと水を掛けたら、あとは水槽をラップで密閉して1~2か月ほどそのまま放置するだけです。
最初に霧吹きをかける量は、ひとそれぞれのようですが、私は割と最初はソイルがひたひたになるまで水をいれてしまいます。
(2018年7月9日追記:水の量が多いと藍藻の発生源になりやすく、また、Co2不足により水草の成長に悪影響を及ぼす可能性があるため、水面がソイル面より下になるようにし、必要以上に水位が上がったらスポイトなどで吸い取ったほうが良いことがわかりました。)
ミスト式で水槽を立ち上げる際の注意点は、カビや藻類の発生です。
組織培養の寒天や流木などはカビの原因となるので、できるだけミスト式水槽に混入しないようにします。
とはいっても、多少のカビ程度なら(白い菌糸のようなものが水草やソイルに付着します)霧吹きをぶっかけてやれば弱まりますので、あまり神経質にならなくとも大丈夫です。
ただし、藍藻は一度広範囲に発生すると完全に取り除くことは困難になりますので、できるだけ注意してください。
キューバパールグラスの生命力は偉大!?
上記写真のキューバパールグラスは当初パルダリウム用に水上葉を購入したのですが、その後1週間の水中生活を経て、2週間前にミスト式培養水槽へ移植しました。
水中にいる間に少しキューバパールグラスの根が傷んでしまっていたのですが、水草の生命力は凄いもので徐々に新しい葉を展開しています。
ただし栽培の容易さから言えば、初めから組織培養のキューバパールグラスを購入しておけばよかったかもしれません。
このキューバパールグラスが水槽いっぱいに絨毯化できたら、いよいよ気孔石のレイアウトセットを使った山岳水槽の立ち上げです。
この調子でいけば7月上旬には立ち上げられるのではないかなと思っています。
ちなみに、購入した気孔石についてはこちらの記事をご覧ください。