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ネイチャーアクアリウムに関する一考察

ハリネズミは懐かない!~どうやって私がハリネズミを慣れさせたのか~

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こんにちは、日向を愛するひと、水槽のディオゲネスです。

今回は、ハリネズミって全然なつかないなぁと思っていた私が1年飼ってみて思ったことをつらつらと書いてみたいと思います。

ハリネズミ、それは初めての体験!

具体的なことはもう忘れてしまいましたが、たしかYouTubeで気持ちよさそうに撫でられているハリネズミの動画を見たのが最初にを飼いたいと思ったきっかけだったと思います。

我が家にはすでにハムスターが一匹いましたので、小動物を飼うということにあまり抵抗はなかったのですが、それでもやはりハリネズミは初めてでしたので、飼う前にいろいろと調べました。

世話のことや病気になったときのことなど慎重に検討した結果、ようやく飼おうと決断するに至ったときには、最初に動画を観てから1か月以上が過ぎていました。

とにかく臆病なハリネズミ!

そんなこんなで我が家にやってきたハリネズミですが、多聞に漏れず、警戒心が非常に強く、少しでも手を近づけようものなら丸くなってフシュフシュと言うのです。

飼っている方はご存知だと思うのですが、ハリネズミは威嚇するときに身体を何度も大きく揺らします。

下手に触ろうとすると、身体を揺らすたびに尖った針が手に刺さって、これがなかなか痛いのです。

例えるなら、まとめた爪楊枝の先で叩かれているような感じでしょうか。

そのため、最初はほとんど手を近づけることさえできませんでした。

ハリネズミは懐かない。

実際、ハリネズミの警戒心はハムスターの比ではありません。

ハムスターは警戒心も強いですが、その分好奇心も強く、いざとなれば俊敏に逃げられるので、ロボロフスキーハムスター以外は基本的に懐きます。

ロボロフスキーハムスターは、懐きこそしませんが、非常によく慣れますので、ケージに手を入れると勝手に乗ったりして遊びますし、寝ているときに触っても嫌がりません。

しかし、ハリネズミはというと、とにかく明るいところが嫌いなようで、基本的には部屋の明かりが点いているうちはハウスから一歩も出てきません。

もちろん、個体差が凄くあることはわかっていましたが、ハリネズミの姿をたくさん見たいと思っていた私としては、この辺はちょっと残念でした。

なにしろ、ハムスターは明かりが点いていようが昼だろうが夜だろうが、走りたいときに走りますし、寝たいときはどこでだって寝てしまいます(ハウスの外で仰向けに寝ているのを見つけたときは非常に心臓に悪かったですが)。

「手を同居させる作戦」でハリネズミを慣れさせよう!

それでもある程度のコミュニケーションをとれるくらいにはハリネズミは人間に慣れます。

方法は至って簡単で、名付けて「手を同居させる作戦」。

これは名前のとおり、ケージの中に手を入れてただじっとしているだけです。

電気がついているとハリネズミは出てこないので、もちろん電気を消したうえで行ないます。

そうすると、そのうちハリネズミが寄ってきますので、そのまま何もしないでただじっとしています。

ときどき臭いを嗅いだりすると思いますが、絶対に手を動かしてはいけません。

そんなことを1日20分、約2週間も続けたでしょうか。

それまで手を近づけただけでも丸くなっていたのに怒っていたのに、身体に手があたっても少し針を立てるくらいになってくれました。

そして、それからは本当に少しづつですが、身体をなでてあげたり、足湯にいれてあげたり、スキンシップを獲れるようになってきました。

身体を撫でるのを普通にできるようになったら、少し嫌がるようでもたくさん撫でていると、ハリネズミがそのことに慣れますので、様子を見ながらやってみてください。

というように、ハリネズミを慣れさせるポイントは、向こうから心を開いてくれるのを待つということなのかもしれません。

そしてもう一つ効果的なのは、やはりおやつにミルワームを与えることです。

ハリネズミは本当にミルワームが大好きですから。

手から直接あげていると、たまに間違って噛まれますが、「手のにおい=いいこと」があると思うようになるようです。

ちなみに私は、ミルワームを与えるときにいつも口笛を吹いていましたので、今では口笛を吹くだけで、ハウスから顔を出したりします。

といった具合に少しづつ慣れさせた結果、いまでは、手の上で座って寝てくれるようにまでなりました。

もし最初から怒っているハリネズミを怖がって、懐かないなら仕方ないと諦めていたら、きっとこんなに可愛い寝姿をみることはできなかったと思います。

ハリネズミを1年飼って思うこと

ハリネズミを飼って思うこと。

それは、なんとも気難しい子だということ。

懐いてくれたと思った次の日には怒られたり。

ミルワームが無くなったらさっさとハウスにもどってしまたり。

でもハリネズミのお腹を撫でているときは本当に幸せです。

ハリネズミの一生は長いです。

これからどれだけ慣れてくれるのかわかりませんが、とりあえずは元気に生きていてくれれば良しとします。

なぜなら、たまに見せてくれる笑顔が本当に可愛いから。

みなさんも、ハリネズミとの生活を始めてみませんか。 

ハリネズミは偏食もすごい!

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