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ネイチャーアクアリウムに関する一考察

アクアリウム初心者向け!水槽で水草を育てるための最小構成を考える!【第1回】

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こんにちは、水槽のディオゲネスです。

今回は、これからアクアリウムを始めようという初心者の方に向けて、なにを買えばいいのか、そして、予算はどれだけかかるのかなど、具体的におすすめの商品をまとめてみました。

アクアリウムにセオリーはあるのか!?

自分の部屋に小さな宇宙を創れる魅惑の趣味、アクアリウム。

しかし、このアクアリウムという趣味は本当に奥が深く、私自身、初心者のころは本を読んだり、Youtube動画をひたすら見たりしましたが、いったい何から揃えていけばよいのかわからずにさんざん悩みました。

ということで、今回は入門編としてアクアリウム初心者の方に向けて、できるだけ少ない予算で始められるような最小構成というものを考えてみたいと思います。

第1回の目標はとりあえず生体を飼育できる環境をつくること!

さて、最終的には水槽で前景草の絨毯やロタラの丘など、いろんな水草を栽培できし、レイアウト水槽を完成させることが当シリーズの目的です。

したがって、ある程度明るい照明やCo2強制添加などは避けては通れないのですが、一度にいろんなことから始めると予算もかかりますので、とりあえず第1回は熱帯魚を飼うために最低限必要なものをご説明し、第2回にて水草を育てるために必要な設備について解説したいと思います。

【第1回】初心者が最低限アクアリウムを始めるのに必要なもの

ではまず最初に、アクアリウム初心者の方が最初に購入すべきものをおすすめの商品とともにご紹介いたします。

購入するものリスト

  • 水槽
  • フィルター
  • 生体(熱帯魚やエビなど)
  • カルキ抜き
  • バケツ
  • 水替え用ポンプ
  • ヒーター(冬場に始める場合。常時エアコンによる室温管理でも可)

育てる生体の種類にもよりますが、まずはこれだけでとりあえずアクアリウムを始めることは可能です。

なお、セット販売されているものは安いですが、性能面で考えると結局後々買い替えることになるだけなので、あまりおすすめしません。

各商品はできるだけ安く、かつ質の良いものを厳選しましたので、あれこれ迷うようでしたらとりあえずそのまま全部購入しても問題ないでしょう。

なお、価格についてはアクアリウム用品ネット販売大手のcharmさんを参考にしております。

では、早速順番に説明していきます。

水槽「コトブキ クリスタルキューブ300」2,210円(2020年6月現在)

アクアリウム初心者の方向けの水槽としては30cmキューブ規格水槽がおすすめです。

最初から大きすぎる水槽で始めると、やめたくなった時に処分に苦労しますし、逆に小さすぎても水質が安定しないので難しいです。

30cmキューブなら、ある程度耐荷重のある家具の上や玄関の棚などにも設置可能ですので入門としては最適です。

また、専用の用品も多く販売されているので追加で設備を購入する際も選択肢が広がります。

レイアウト水槽を作るうえでもある程度奥行きがあったほうが、遠近感がでやすいのでスリム水槽よりキューブ水槽のほうがいいと思います。

60cm規格水槽は流通量が多いので、大きさの割りには安いですが、その他の設備も60cm用が必要になりますし、全面にレイアウトを施そうとすると後々結構な予算が必要なのでとりあえず30cmで試してからにすることをおすすめします。

水槽の大きさ別の重さについてはこちらの記事をご覧ください。

fooray.hatenablog.com

フィルター「ジェックス コーナーパワーフィルター1」804円(2020年6月現在)

フィルターは、水草を育てることを考えると外部フィルターをおすすめしたいところですが、アクアリウム初心者の方がいきなり外部フィルターを購入するのはかなりハードルが高いです。

一方、コーナーパワーフィルターのように投げ込み式とよばれるタイプのフィルターは水槽に直接いれて電源コードを繋ぐだけなので設置が簡単ですし、値段も外部フィルターに比べて1/10以下ですので入門としては最適です。

コーナーパワーフィルターは値段も安く、拡張性も高いので、1台あると何かと便利です。

唯一の弱点は水槽内部にフィルターをいれることになるため、レイアウトの邪魔になる可能性があることです。

しかし、後景草のロタラやレイアウト用の石で隠すことは十分に可能ですので、レイアウトを作る前にはフィルターやヒーターなどの設置についてもよく検討するようにしましょう。

我が家の第2水槽もアクアリウムを始めたときに購入したコーナーパワーフィルターを使用しています。

fooray.hatenablog.com

生体「ネオンテトラ5匹」904円(2020年6月現在)

最初の生体はネオンテトラかアカヒレが環境変化への耐性が強くてよいです。

立ち上げ当初は30cm水槽に対して5匹を限度にし、しっかり水合わせを行ってから投入しましょう。

水槽内の環境が整っていない状態(=濾過バクテリアが十分に繁殖していない状態)でいきなり生体をたくさん投入すると、ほぼ間違いなくすぐに全滅します。

生体を増やしたい場合は生物濾過について十分な知識がついてからにしましょう。

なお、生物濾過については第3回で詳しく解説していきたいと思います。

もしベタを育てたいという方でしたらベタ1匹を飼うのもよいかもしれません(ただし、ベタは他の魚との混泳が困難なので注意が必要です)。

餌「テトラ テトラミンNEW」680円(2020年6月現在)

餌は定番のテトラミンを買っておけば間違いないです。

これ1つで1年以上は持ちますが、古くなると熱帯魚が消化不良を起こし、転覆病などになる危険がありますので注意が必要です。

餌の量は3分ほどですべての餌が無くなるくらいの量を1~2日に1回程度にしましょう。

アクアリウム初心者の方がよく犯しがちな間違いですが、水槽立ち上げ初期は水が汚れやすいので与えすぎには特に要注意です。

カルキ抜き「テトラ コントラコロライン プラス」303円(2020年6月現在)

こちらは水道水の塩素の中和剤です。

水道水には消毒用の塩素が含まれているので、そのまま使用すると生体が死んでしまいます。

中和剤もテトラのコントラコロラインを選んでおけば間違いないというほど代表的な商品ですので安心しておすすめいたします。

初心者にうちにショップ店員の言われるがままに添加剤などを購入してもあまり意味がないので、とりあえずこれだけで十分でしょう。

バケツ「リス 『バケツ』 ベルクバケツ 13SB 本体 ブルー」690円(2020年6月現在)

水が汲めればなんでもよいですが、30cm水槽の容量は27Lなので、13Lのバケツだと1回で半分水替えができるのでおすすめです。

逆にこれ以上大きくなると、水を入れたときに持ち運びづらいのでおすすめしません。

ポンプ付きホース「水作 プロホース エクストラ M」965円(2020年6月現在)

換水する際に使用するポンプ付きのホースで、底床の掃除も同時にできる便利なアイテムであり、これなくして水槽の換水は考えられないというくらいの定番商品です。

大きさはいろいろありますが、Sサイズはソイルが詰まりやすいのでMサイズがおすすめです。

ヒーター 約1000円

ヒーターは冬場に水槽の水温を温める器具ですが、我が家は水槽二つとハリネズミ一匹のために夏と冬は常時エアコンをつけているので、ヒーターを使用したことがありません。

使用したことないものについては、基本的におすすめできないのでamazonで評価の高いものを選んでください。

初心者が最低限のアクアリウムを始めるのに必要なお値段は?

さて、以上アクアリウム入門として最初に購入すべき7つのアイテムと生体5匹の総額は7,556円(ヒーターは1,000円と仮定)です。

これだけでは、生体とフィルターが入っているだけという少し寂しい水槽になってしまいますが、とりあえずアクアリウムを始めたいという方が最低限熱帯魚を飼育できる環境ということで思い切りハードルを下げてみました。

今回は必要な設備の紹介だけになっていますので、実際の水槽の立ち上げの方法については事前によく知識をつけてから始めるようにしてください。

当ブログでは、こちらの山岳水槽立ち上げシリーズなどが参考になるかと思います。

fooray.hatenablog.com

また第3回として立ち上げについて詳しく書こうと思っていますので、そちらもご期待ください。

ということで、「水槽で水草を育てるための最小構成を考える」シリーズ第1回はアクアリウム初心者が最低限のアクアリウムを始めるのに必要な設備についてご紹介しました。

第2回では本格的に水草を育てていくために必要なものをご紹介します。

ぜひそちらもご覧になっていただけると嬉しいです。

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