こんにちは、日向を愛するひと、水槽のディオゲネスです。
今回は、大嫌いな梅雨と大切な思い出のお話。
太陽を愛したシノペのディオゲネス
自己紹介にもあるように、わたくし太陽が大好きでして、長く雨の日が続く梅雨が大嫌いです。
ちなみにハンドルネームのディオゲネスとは古代ギリシャのニート兼哲学者の名前でして、実に面白い逸話の多い人です。
紀元前336年、アレクサンドロス大王がコリントスに将軍として訪れたとき、ディオゲネスが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。ディオゲネスは、体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。大勢の供を連れたアレクサンドロス大王が挨拶をして、何か希望はないかと聞くと、「あなたがそこに立たれると日陰になるからどいてください」とだけ言った。帰途、大王は「私がもしアレクサンドロスでなかったらディオゲネスになりたい」と言った。
なんとも無欲というか達観した人なんだなと感じさせるエピソードだと思いませんか。
それにしても、日向を愛するのは人間も水草も同じなんですよね。
我が家の水草水槽では最近、ヘアグラスシがベトナムゴマノハグサに、「そこに生えられると日陰になるからどいてください」と言っているような気がします(笑)
大嫌いな梅雨は大好きな紫陽花の季節
そんな感じで梅雨は嫌いですが、梅雨に咲く紫陽花は大好きです。
小ぶりな花が幾重にも重なる姿が可愛らしいですよね。
実は我が家の庭には紫陽花が植えてあるので、毎年この季節になると、窓を開けるのが楽しみです。
紫陽花を植える前は、一日中窓を閉め切っていたことを考えると大きな変化ですよね。
人間って、ちょっとした変化で気持ちが大きく変わるから面白いなと思います。
なんで紫陽花を植えようかと思ったかといえば、実は、この紫陽花の下には我が家で過ごしたペット達が眠っているんです。
賃貸なので、本当は良くないのかもしれませんが(大家さんごめんなさい)、どうしても近くに埋めてあげたかったので、いつか私が引っ越したあとも荒らされないように、上から紫陽花を植えました。
だから、毎年梅雨が来るたびに楽しかった記憶が蘇ります。
きっと今年も満開の紫陽花を喜んでいるのでしょうか。
それとも、ハムスターたちは向日葵にしてくれって言っているのかもしれません。
そんなことを考えているうちに、梅雨も少しだけ好きになってくるから面白い。
皆さんも、こういうことってありますか?